01「来年の春は、越せないかもしれない」
1994年、私が26歳のとき、癌を患った母に、医師がそう告げました。それを聞いた父は、私にこう言ったのです。「母さんが生きているうちに、結婚式を挙げてくれないか」。当時交際していた女性 ── 今の妻と話し合い、年が明けた1月22日に式を挙げると決めました。けれど、その日を迎える前の1月8日に、父が亡くなった。葬式、結婚式と続き、2月18日、母も息を引き取りました。もっと親孝行ができたはずなのに、もっと同じ時間を過ごせたら ── 30年近く経った今も、その想いを抱き続けています。
02大切なものが、違った
両親を見送った頃、私は銀行員でした。順調にキャリアを築き、課長代理にもなった。けれどその分、土日も労働を強いられ、家族旅行でも気が休まらず、子どもの学校行事にも合わせられない。両親への後悔もあったそのタイミングで出会ったのが、生命保険業(ファイナンシャルプランナー)という仕事でした。「自分が大切にしているものは、これではない」── そう直感した私に、転職の迷いはありませんでした。
30年近く経った今も、想い続けています。」心と体と経済、三つの豊かさの実現を。
03後悔しない生き方を、伝えたい
転職してから20年以上。3人の子どもに恵まれ、妻との時間も大切にしています。この仕事を通じて様々なご家族と出会う中で、確信したことがあります。健康保険も年金も、医療も介護も、相続もお墓も ── 誰の人生にも関わるのに、学校では教えてくれず、横断的に相談できる人が、いるようでいない。だから私は、その"ハブ"になりたい。まず私に相談すれば、考えるポイントが分かる。専門家が必要なら、信頼できる人を紹介する。お金や健康、老後の知識をお伝えしながら、親と子が後悔のない日々を過ごせるよう、お力添えしたいのです。
本編に書ききれなかった話
PROFILE

昭和43年、福岡県福岡市生まれ。東京都東久留米市在住。佐賀大学経済学部卒。1991年、富士銀行に入行し、融資渉外として複数支店を歴任、支店長代理を務める。2001年、東京海上あんしん生命保険に入社。2020年、保険代理店に転籍。現在、顧客数は1000人を超え、金融教育・医療・がん・終活セミナーの講師としても活動。AFP、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、トータルライフコンサルタント(生保協会認定FP)、認知症アドバイザー、終活カウンセラーほか資格多数。理念は『心と体と経済の三つの豊かさの実現』。
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